「精神科ナースは楽で高給取り」って本当?
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身体科(一般科)の病棟で、急変対応や処置、記録業務に追われる毎日。「もっと患者さんとゆっくり関わりたい」「身体的な負担が少ない職場で働きたい…」そう考えたとき、選択肢の一つとして「精神科」が思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
ネット上では、「精神科は楽」「残業がなくて給料も良い」といった噂が飛び交っていますが、そのイメージだけで転職を決めるのは危険です。
今回は、そんな精神科看護師の仕事について、そのリアルな仕事内容や給料事情、そしてメリット・デメリットを、客観的な視点から徹底的に解説していきます。
精神科看護師の仕事内容|「待つ」ことが仕事になる
身体科との最も大きな違いは、医療処置の少なさです。点滴や採血といった手技を行う場面は、身体合併症がない限りほとんどありません。
では、何をしているのか?精神科看護師の主な業務は以下の通りです。
- 患者さんとのコミュニケーション:日々の対話を通じて信頼関係を築き、精神的な状態を観察・アセスメントします。これが最も重要な仕事です。
- 服薬管理・説明:決められた時間に、正しい薬を確実に内服してもらうためのサポートを行います。
- 生活援助:食事や入浴、排泄の介助が必要な患者さんもいます。
- レクリエーションの企画・実施:作業療法士などと連携し、患者さんの社会復帰や気晴らしのための活動をサポートします。
身体科のように「テキパキ動く」ことよりも、患者さんの話にじっくり耳を傾け、根気強く向き合う「待つ姿勢」が求められます。
給料は高い?安い?年収のリアル
結論から言うと、精神科看護師の給料は、身体科の病棟看護師と同等か、それ以上のケースが多いです。
なぜなら、精神科には「危険手当」や「精神科業務手当」といった、特殊な手当が付く病院が多いからです。また、精神科は夜勤が必須となるため、夜勤手当もしっかりと支給されます。
【年収モデル】
経験5年程度の看護師で、年収480万~580万円あたりが一つの目安となります。身体的な負担が少ない割には、給与水準は高いと言えるでしょう。
メリット・デメリットを冷静に比較
精神科で働くメリット
- 身体的な負担が少ない:処置や介助が少ないため、腰痛などに悩まされるリスクが減ります。
- 残業が少ない傾向:緊急入院が少なく、予定通りに業務が進むことが多いため、定時で帰りやすいです。
- 患者さんと深く関われる:一人ひとりの患者さんとじっくり対話し、長期的な視点で回復をサポートすることにやりがいを感じる方には最適です。
知っておくべきデメリット
- 精神的な負担が大きい:患者さんからの暴言や、時には暴力行為に晒されるリスクもあります。感情のコントロールが苦手な方にはきつい仕事です。
- 臨床スキルが鈍る:採血や点滴などの基本的な看護技術を使う機会が激減するため、「いざという時に身体科に戻れるか」という不安を感じる人もいます。
- 独特な人間関係:閉鎖的な環境になりがちなため、スタッフ間の人間関係が濃密になる傾向があります。
失敗しないために。精神科への転職で見るべきポイント
精神科への転職を成功させる鍵は、「その病院が、どんな患者さんを、どんな体制で見ているか」を事前に知ることです。
急性期で統合失調症の患者さんが多いのか、それとも認知症の高齢者が多い療養病棟なのか。看護師の人数は足りているのか、安全対策はしっかりしているのか…。
こうした内部情報は、求人票だけでは分かりません。だからこそ、「レバウェル看護」のような、病院の内部事情に詳しい転職サイトを頼るのです。
担当者に「精神科は未経験ですが、比較的落ち着いた患者さんが多く、教育体制が整っている病院はありますか?」と伝えれば、あなたの希望とスキルに合った、働きやすい職場を厳選して紹介してくれます。
まとめ:あなたの「得意」を活かせる場所を選ぼう
テキパキと処置をこなすのが得意な人もいれば、人の話にじっくり耳を傾けるのが得意な人もいます。精神科看護は、後者のタイプの人が輝ける場所です。
身体科のスピード感に疲れ果てて、「自分は看護師に向いていないのかも…」と思いつめているなら、一度、違うフィールドを覗いてみませんか?そこには、あなたの隠れた才能を活かせる、新しいキャリアが待っているかもしれません。
