大学病院看護師の募集内容とは?給料相場や雇用形態ごとの違いをご紹介!
今回ピックアップするのは、大学病院です。
大学病院で働いている看護師にはどんな人が多く、どのような看護師なら活躍できるのでしょうか。
経験や体験談を踏まえながら、大学病院の看護師求人や注意点をまとめてみました。
大学病院看護師の募集内容
平均的な給料
大学病院に、給料が高いというイメージを持つ人がいるでしょう。
しかし実際のところは、他看護師の平均年収と同等かやや多い程度です。
基本給や夜勤手当については、言うほど高くありません。
もちろん長く働けば昇給もでき、役職に就けば医師レベルの給与を得られるようです。
賞与については高い傾向にあり、賞与が年3回という病院もあります。
勤務時間や休日、残業
看護師の数が多い大学病院では、勤務体制が整い、休みについても看護師の希望通りとりやすい傾向にあります。
一方で、急性期であることから残業は大い傾向にあります。
診療科によっても変わるのですが、比較的落ち着いた病棟の場合は、定時上がりや残業も30分以内という場合もあります。
福利厚生
大学病院は一般的にどこも福利厚生が整っており、そこが大学病院の魅力と言えるでしょう。
求められる人物像
前向きにスキルアップしたい
大学病院では、最新の治療方法、医療器具などを体験できます。
そのため、最先端の知識を学べる環境が整っています。
後輩の教育について学びたい
大学病院では、実習などの機会に看護学生を指導することになります。
特に中堅クラスの看護師は、臨床指導することもありさまざまな経験ができます。
求められるスキル、経験
ほとんどの場合、看護師免許があれば経験はあまり関係ありません。
しかし、病院によって年齢制限もあるため注意しましょう。
大学病院の看護師求人の雇用形態
常勤看護師は、多くの場合交代制で勤務します。
非常勤看護師であれば、時間帯についての要望もできます。
私の病院では、非常勤の病棟看護師は少なく、外来や透析室に配属されることが多かったです。
診療科によっては、非常勤は少ない可能性があります。
大学病院の看護師求人の内容について
応募方法
電話や公式サイトを通じた問い合わせ、ハローワークの紹介などがあります。
応募するときは、時期に注意しましょう。
やはり、新入職者がたくさん入ってくる4月入職のほうが病院側にとっても楽です。
教育や研修を経験したい看護師は、4月からはじまる研修プログラムを利用しましょう。
また、中途半端な時期の場合は希望している診療科で人材が足りており、思うように働けないこともあります。
看護師の採用面接を成功させる方法
採用面接では、大学病院を選んだ動機、どんな看護師を目指しているか、前職の退職理由や実務経験について尋ねられることが多い傾向にあります。
合格するためには、自分のことを偽りのないようにていねいに話すことが大事です。
面接では、希望の診療科について聞かれると思いますが、必ずどこかを具体的に挙げましょう。
理由付けがいりますが、「どこでもいい」というように答えた場合には本当にどこにでも飛ばされてしまうため、必ず希望の診療科について伝えてください。
未経験でも応募可能?
大学病院は、看護大学や専門学校が併設されることが多く、未経験の新人看護師も多く入ってきます。
そのため、未経験の看護師をサポートする教育制度も整っている傾向にあります。
教育制度は中途採用の看護師にも適用できる場合も多いため、安心して働けるでしょう。
また、これから看護師を目指し将来的に大学病院で働きたいのであれば、付属の看護大学や専門学校への入学をおすすめします。
大学病院の雰囲気
病院にもよるのですが、ピリピリした空気になりやすく、アットホームに働きたい看護師には向いていません。
雇用形態について
基本的には、夜勤もこなす常勤看護師が多いものの、アルバイトの看護師も少なくありません。
プライベートを大切にしたい看護師は、アルバイトで働くのもいいでしょう。
ただし、大学病院には派遣の看護師がほとんどいません。
派遣を使わなくとも、学生や新人看護師が多く十分な数の看護師がいるためです。
雇用形態にごとの給料の違い
月給制の正社員に対し、非常勤は時間や日数に応じて給料が変わります。
また、賞与についても常勤と非常勤で扱いが変わり、稼ぎたい人は正社員が向いているでしょう。
大学病院が残業が多い?
所属部署ごとに、残業量はかなり違います。
私の経験上、外科、混合内科、循環器内科、心臓血管外科、脳神経外科などは忙しい傾向にあります。
それに比べ、精神科、眼科、皮膚科はやや穏やかでしたが、あくまでこれは私が経験した病院の話です。
気になるのなら、転職前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
大学病院は、看護の基礎を学べる最高の環境です。
経験の浅い看護師でも十分活躍でき、自分の道も探すことにもつながります。
興味が出てきたら、この機会に転職を検討してみるのもいいのではないでしょうか?