看護師辞めたい。

看護師を辞めたいあなたへの処方箋です。

1年目の新人看護師が辞めたいと感じたときにすべきこと

1年目の新人看護師が辞めたいと感じたときにすべきこと

1年目の看護師のは誰もがつらい思いをする

新卒採用で働きはじめた新人看護師が、1年目で辞めたいと感じてしまうことがあります。さらに現在、さまざまな病院や施設で看護師の人手が足りていないため、1年目ですぐに辞めてしまったとしても、転職先が見つかりやすいことから、簡単に退職を選ぶ人も多いと言われています。看護協会が発表したデータによれば、1年以内に退職してしまう新卒看護師は、全体の9パーセントにのぼるそうです。新卒看護師のうち、10人に1人が1年以内に辞めてしまうと考えると、決して小さな数字とは言えません。

しかし、看護師に限らずあらゆる仕事において1年目はどうしてもつらく感じられるものです。さらに看護師の場合、大変な仕事であることに加え、実務経験が皆無な状態で働きはじめることになります。やらなければならないこと、覚えるべきことが多い状態では、心身に強いストレスを覚えるのも無理がありません。上司やプリセプターから何度も厳しく注意されたり、患者さん本人から直接怒られたりすることが続けば、ショックを受けることもあるでしょう。休日には新人研修や勉強会が開かれる場合もあり、プライベートを充実させにくいこともストレスにつながります。

新人看護師で経験が少ないからといって、患者さんに「新人看護師だから、間違えることがあってもしょうがない」「新人看護師だから、痛い思いをしたけれど我慢しよう」と納得してもらうわけにはいきません。看護師は、1年目であれど現場で働くことが多く、新人ゆえのミスや甘えが許されないことから、とても厳しい世界に身を置いています。

そのため、いざ現場に立って自信やモチベーションがなくなり「自分は看護師に向いていない」と考え、仕事の厳しさに耐えかねて辞めるという選択肢を選んでしまうのです。1年目で辞めてしまえば、苦労して取得した看護師の資格が無駄になってしまいます。

1年目で看護師を辞める決断をしてもいいのか

1年目で看護師を辞めたいと思ったとしても、まだ辞めるべきではありません。その理由として、まずキャリア面の問題が挙げられます。看護師に限らず、あらゆる職業に言える話ではありますが、1年以内の退職を経験していることが、次の採用時の判断に影響を与えるのです。看護師の人手が足りていないといっても、すぐ辞めかねない人材を採用することはリスキーです。もちろん、1年目で辞めた看護師であっても気にすることなく、積極的に採用する職場もあるでしょう。しかし、そうした職場はすぐにでも働ける看護師を欲している人手不足の職場である可能性が高く、採用後は厳しいシフトを強いられまたすぐに辞めたくなるかもしれません。

次に、1年目で辞めてしまうことの影響として、看護師として働く喜びややりがいを実感できないということが挙げられます。看護師にとって1年目とは、仕事の厳しい部分を一気に経験しなければならない時期です。つらい時期を乗り越え、仕事の内容や職場に慣れて心身の余裕が生まれたとき、やりがいを見いだせるようになるのです。

看護師の仕事では、苦手だったことができるようになったり、厳しい上司や患者さんから褒められたりという経験を繰り返すことで、自信を得られるようになります。そこではじめて、看護師の仕事を心から楽しめるようになります。看護師を1年目で辞めた場合には、こうした楽しみを得られず、看護師の仕事そのものに悪い印象を抱いてします。転職をしたあとも、仕事の楽な職場を見つけることを優先してしまい、看護師ならではの本当のやりがいを感じられる職場に出会いづらくなってしまいます。

そしてもちろん転職先でも、1年目の新人看護師として扱われ、同じようなつらい経験をすることになるでしょう。耐えられないからと言ってさまざまな職場を点々としていては、いつまで経っても優れた技術や知識が身につかず、恵まれた条件の職場に就くことも難しくなっていきます。

看護師が1年目を乗り越えるためのポイント

看護師にとって、1年目は最初でありながら看護師人生における最大のターニングポイント。この期間を上手に乗り越えるには、積極的な働き方が求められます。右も左も分からず、それによって失敗したことで厳しく怒られてしまったときには、落ち込んでしまうでしょう。そして職場や看護師という仕事そのものにネガティブなイメージを抱くことにもつながります。そうならないためには、分からないことがあったときには自ら率先して訊ねる姿勢が大切です。1年目は上司や先輩に声をかけるだけでも身構えてしまうかもしれませんが、相手の仕事を妨害しないように意識しながら、話を聞いてもらいましょう。前向きに学ぼうとする姿勢があれば、職場での印象も変わっていくはずです。また、コミュニケーションの機会が増えるごと、相手もあなたの性格や適性を理解した上で効果的なアドバイスをしてくれるようになるでしょう。

また、仕事を学ぶときにはメモを利用することも大切です。看護師の仕事内容は多くが実践的なものですが、詳細を覚えるにあたってはメモをとることが効果的です。聞いたことをただ覚えるだけでは間違えやすく、復習もできません。1年目の看護師であってもスムーズに仕事を覚えて、職場の負担を減らせるようメモを有効活用しましょう。1年間はこうした工夫を取り入れながら、看護師の仕事と向き合ってください。それでもなお、職場や仕事内容に魅力を感じられないのであれば、2年目以降に転職を考えてみるのもいいかもしれません。

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